嬉泉(きせん)病院[東京都葛飾区東金町]

透析センター

透析センター

現在、約300名の透析患者さんの治療をさせて頂いております。
一般病棟・療養病棟を整備し、透析導入期の患者さんから外来維持透析、入院透析など幅広い透析患者さんを積極的に受け入れ、高齢化が進む地域透析医療を担っております。
当院では、患者さんの状態に合わせて、処方透析や透析条件を提供できるよう日々努力し、QOL(生活の質)の向上と合併症の予防に努めています。

スタッフ紹介

スタッフ一同、透析患者さんが安心・安全・快適に透析がうけられますよう、あらゆる透析サービスに力を入れてまいります。

当透析センターの特徴

  1. 全台on-line HDF対応 全台on-line HDF対応
    2014年に全てのコンソール(透析用監視装置)がon-line HDF対応となります。
    on-line HDFは、清浄化された透析液を大量に置換する事で、通常の血液透析では除去するのが難しい分子量の大きいたんぱく結合性尿毒素など除去する事が出来ます。
    これにより、透析アミロイドーシスという関節症や、痒み、不眠、貧血、イライラ感など様々な症状の改善が期待されます。
    また、循環動態を安定させる事で、透析中の血圧安定にも効果があります。
  2. 病棟透析への対応 病棟透析への対応
    透析室での治療が困難な患者さんに対応するために、病棟透析も行います。
    当院では個人用RO装置及び透析用監視装置を備えており、人工呼吸器装着中の患者さんなどの透析を病棟で行っております。
    また、循環動態が不安定な患者さんに対する持続的血液濾過透析(CHDF)も行います。
  3. 様々な穿刺への対応
    当院では、症例数の少ないボタンホール穿刺にも対応しております。
    また、穿刺困難な患者さんにはエコー下穿刺を用います。安全で確実な穿刺を行うことで、患者さんの穿刺へのストレスも軽減します。
  4. 各種血液浄化 各種血液浄化
    通常の維持透析以外にも、様々な疾患に対して各種血液浄化を行っています。
    敗血症に対するエンドトキシン吸着療法(PMX)、閉塞性動脈硬化症に対するLDLアフェレシス療法(LDL吸着)、血漿交換(PE)、難治性腹水症に対する腹水濾過濃縮再静注法(CART)、肝不全に対する二重膜濾過血漿交換法(DFPP)など、様々な治療を施行しています。
  5. シャント管理 シャント管理
    透析患者さんにとってシャントは生命線です。
    当院では、エコーによるシャント管理を定期的に行い、異常を早期発見、適切な時期でのシャントPTA、シャントOPEを受けられるよう担当医師と連携を取っております。
  6. 定期検査(スクリーニング検査) 定期検査(スクリーニング検査)
    透析患者さんは、健康な方に比べ様々な合併症の発症リスクが高くなります。
    当院では、年に一度、エコーやCTなどを行い、各種合併症の早期発見に努めています。
  7. フットケア
    透析患者さんは、健康な人に比べて足病変が重症化しやすい傾向にあります。
    初めは軽い症状でも、症状が進行すると潰瘍や壊疽、最悪の場合足の切断に至る事もあります。
    当院では、維持透析患者さんのフットチェックを定期的に行い、患者さんの足の異変の早期発見に努めています。
  8. 夜間透析
    2014年4月より夜間透析(月・水・金 17:00〜)を開始致しました。
    仕事をしながら透析に通われている患者さんのご支援が少しでもできればと考えております。
  9. 送迎
    通院が困難な患者さんのために無料で送迎を行っております。
    当院で血液透析を行っている患者さんの約6割が送迎を利用しています。お気軽にお問い合わせ下さい。
  10. リハビリ
    透析患者さんは、健康な方に比べ体力や筋力が落ちやすいと言われております。
    当院ではリハビリ科と連携し、患者さんの身体状況に合わせたリハビリを提案させて頂いております。また、透析中に軽い運動を行う「腎臓リハビリテーション」なども行っております。

施設設備

施設設備 当透析センターでは、2012年1月に、透析装置70台を新規導入し、透析センター内の改装も行いました。
新規導入した機器は、日機装社製最新装置DCS-100NX 73台 、個人用透析装置DBB-27 1台、透析液供給装置、RO装置、透析液溶解装置です。 また2014年には全台on-line HDF対応となりました。
DCS-100NXは透析液清浄化が今までの装置に比べ向上しており、返血時は全自動により安全に行えるようになりました。
また、透析中央監視システム(Future Net Web)を導入。透析装置と連携する事により人為的ミスが減少しました。
新しい機械を導入し、それに対する知識・造詣を深める事により、透析医療の安全にも努めています。

透析を受ける方へ

月曜日から土曜日まで毎日、午前(08:00〜)午後(13:00開始)の2サイクルが基本スケジュールです。
2014年4月より、月・水・金のみ夜間透析(17:00 開始)を開始致しました。
最大収容患者数約300名、透析総ベッド数70床を4部屋の透析室に分け、専門スタッフにより血液透析を実施しています。
時間月曜日火曜日水曜日木曜日金曜日土曜日
午前(08:00〜)
午後(13:00〜)
夜間(17:00〜)×××

お問い合わせ

患者さんの見学は随時受付けております。
お問い合わせ等は、地域医療連携室までお気軽にご連絡ください。
地域医療連携室
〒125−0041 東京都葛飾区東金町1-35-8
TEL: 03-3600-9001(代表)
FAX: 03-3600-9005