嬉泉(きせん)病院[東京都葛飾区東金町]

病院案内

チーム医療

フットケア委員会

フットケアの必要性

透析患者さん(特に糖尿病を合併された患者さん)では末梢動脈疾患を発症し、重症虚血肢に至る方が増加傾向にあります。
さらに足病変は患者さん自身で気が付きにくく発見がおくれてしまい、血流障害のため足趾壊死を起こし、やむなく下肢を切断しなければならない場合もあります。
そして足を切断すると、患者さんのADL(生活の質)は低下し、特に寝たきりでの肺炎合併や足の創傷部位での感染症など生命を危険にさらす可能性があるため、定期的な管理を行う必要があります。

活動内容

フットケア委員会 当院では医師・看護師・リハビリテーション科・検査科等を中心に医療チームを編成し、定期的に足病変の有無をチェック、足関節上腕血圧比(Ankle-Brachial-Index:ABI)による足の血流評価および皮膚灌流圧(skin perfusion pressure::SPP)測定装置を使用し、早期発見・早期治療により重症虚血肢の発症予防に努めております。
透析患者さんでは、血管の石灰化によりABI測定結果が影響を受けるので、ABIのみでなくSPPも合わせて用いることで、末梢動脈疾患の診断精度を増すことができるようになりました。

スタッフ紹介

医師、透析看護師、病棟看護師、臨床工学技士、診療放射線技師、臨床検査技師、理学療法士、医事課